Vol.6 幸せな第2の人生を送る「黄電」
高松琴平電鉄の長尾線・志度線で主力として活躍する600・700形。
これらの車両は、元は名古屋市営地下鉄(東山線・名城線)の車両で、「黄電」という愛称で活躍していた。
ただ、非冷房ということもあり、夏場などは乗客の評判はよくなかった。
個人的な思い出として、子供の頃、星ヶ丘に住む祖母に会いに行く際によく利用したのだが、夏場に非冷房の「黄電」がやって来るとガッカリしたものだった(当時は冷房車も運用されていた)。
その「黄電」は既に全車引退したが、一部の車両が、四国に渡り第2の人生を送っている。
高松琴平電鉄入線の際に、冷房化改造を受け活躍中。
非冷房車ばかりだった長尾・志度線に導入され、乗客から歓迎されている。
朝のラッシュ時の運用では、大正生まれの車両と手を繋いで活躍する姿も見ることが出来る(写真下)。
まさに、幸せな第2の人生を送っている「黄電」。末永く活躍して欲しい。
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